早い段階での留学はその後の飛躍のステップとなります。
中学生からの海外正規留学の準備は実質、留学する本人が小学生の段階から始まります。
そこで重要な要素は基本的に高校留学と変わらず以下の部分についてフォーカスをしていきます。
一般的に入学条件として求められる英語力は年齢が若ければ若いほど低く設定されています。この年齢の子供達の語学の吸収力については驚くべきものがありますが、受け入れ側の学校もそれを踏まえて、ポテンシャル採用を行なっているとも言えます。
この年代の留学で大切なのは本人とご家族がその学校が提供する教育的なフィロソフィーに共感できることが大事になります。この時期からのボーディングスクール留学のほとんどの生徒はその後、よりレベルの高いボーディングスクールへと進学をしていきます。親元を離れている時間が長くその分、人間形成において学校の影響を多分に受けることを考えると学校選びはより慎重におこなわれなければなりません。
我々は本人、ご家族との対話を通して学校を絞り込み、さらに学校との面談や訪問と言うステップを踏む中で理想の学校を見つける作業を一緒に行います。
ジュニアボーディングスクールからの飛躍。
日本における中学校の時期を海外のボーディングスクールで過ごした生徒たちは英語力のみならず、学習に対する考え方、自主性、積極性などをブラッシュアップしていきます。広範囲にわたる高いクオリティでの教育を受けて来た生徒たちの評価は当然、次のステップであるジュニアボーディングスクールからの評価も高くなります。
その観点からも、日本育ちの子供がテンスクールズのような超名門ボーディングスクールに入学するためにはジュニアボーディングスクールの段階から準備することがとても重要になります。テンスクールズを狙わない場合でも、よりハイレベルなボーディングスクールを狙う場合は、それに比例して英語力もより高いものを求められます。日本において素晴らしい成績を収めている生徒であっても英語力の部分だけで足切りをされてしまう可能性があります。
具体的には英語圏の難関高校への入学にはTOEFL ibt 100点ほどあることがアプリケーション上の競争力となります。これは英検1級に相当する点数と言っても良いでしょう。この点数を中学校卒業時で達成できていることが、その後のハーバード大学など世界のトップ大学への入学へと繋がります。
一方で日本においてお子様の個性や学習障害などで画一的な学校の授業に合わない、が理由で先生との関係性に悩んでいるような生徒さんの留学においても早い段階からのボーディングスクール留学は一つの選択肢としてあげても良いと考えています。その圧倒的な教育的サポート、多面的な教育カリキュラム、生徒の長所を伸ばす教育哲学はきっと日本で伸び悩む子供たちにとっての希望となると信じています。
鈴木あかね 12~13歳