ニュージーランドは1947年にイギリスから独立した英連邦王国の一つです。国家元首はエリザベス2世となっており、政治的、経済的に完全な独立国ですが、教育面ではイギリス制度の影響が多分にあります。面積は約27万平方キロで日本の7割ほど、人口は約400万人で日本の30分の1あまりです。人口の10倍を越す羊と牛による酪農と畜産、および林業、観光が主たる産業です。日本よりもはるかに少ない人口の農業・観光立国ですが、一人当たりのGDP(国内総生産)は日本の8割ほどもあり、質素、倹約、そして自然を大切にすることが徹底され、独自の文化を有しています。
90年代の初めより国策として中高留学生の受入れを始めたニュージーランドは、温暖な気候、治安が良く世話好きでのんびりとした国民性を生かし、英語力がなくても留学生を受け入れるシステムを整えており、ホームステイ+学校の絶妙の連係で世界からの留学生の受け入れを積極的に行っています。
ニュージーランドの中等教育機関への留学は、ボーディングからホームステイまで幅広い選択肢が魅力です。留学生受入れは、公立校、インテグレテッドスクール(統合学校)と呼ばれる公立学校と同様に国からの助成を受けるミッション系の学校が中心に行われています。NZQA(New Zealand Qualification Authority)と呼ばれる国立資格審査局によって、教育期間や資格の審査、認証が行われ、教育の質の維持が行われる一方で、海外からの留学生に適正な学習環境を保証するためにCode of Practiceと呼ばれる留学生の生活面における保護規定により、留学生の安全と健康を保障し、安心して学べる環境作りに国を挙げて取り組んでいます。
日本からの留学生の半分以上の学生が日本の大学に進学する関係で、進学相談と指導は私たちイーコンシェルジュのコンサルタントがご案内をします。通常はYear11(レベル1)をスタートする時点で、進学先校を選定して特別枠入試対策をアドバイスします。もちろん、ニュージーランドの中等教育を修了した留学生は日本のみならず、地元の大学への進学および世界の大学への受験資格を有します。
ニュージーランドでは通常13歳(Year9)より18歳(Year13)までの5年間がCollegeと呼ばれ、日本の高校に相当します。最後の3学年(Year11からYear13まで)はレベル1、レベル2、レベル3とよばれ、各学年末までに学習する単位が決められています。レベル1では総合取得単位80単位以上のうち、国語(英語)から8単位以上、数学・理科からも8単位以上の取得が必須ですが、あとの単位は学生が選択します。レベル2,3ではすべて学生が科目を選択します。
大学等の高等学習機関に進学するために、学習分野とその内容を高校の2年間で自主的に選ぶこの制度はイギリスのAレベル制度を踏襲しています。
新学期が1月の第4週もしくは、2月の第1週目に始まる4学期制です。
各学期の開始日に合わせた入学も可能。
1学期 | 2月1日~4月16日 |
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2学期 | 5月3日~7月9日 |
3学期 | 7月26日~10月1日 |
4学期 | 10月18日~12月20日 |
・NZQA∗と呼ばれる国立資格審査局によって、教育期間や資格の審査、認証が行われ、教育の質の維持に努めている。∗New Zealand Qualification Authority・Code of Practice(留学生の生活面における保護規定)によって、留学生の安全と健康を保障し、安心して学べる環境作りに国を挙げて取り組んでいる。